第5回中四国臨床工学会
大会長 宮本 照彦
（一般社団法人広島県臨床工学技士会 会長）
この度、一般社団法人広島県臨床工学技士会が担当県技士会として、第5回中四国臨床工学会を2015年11月21日（土）・22日（日）に広島国際会議場で開催させていただきます。広島県臨床工学技士会を代表して大会長を拝命することは、大変な名誉であるとともにその重責に身の引き締まる思いでございます。
さて、今学会のテーマは「identity ～わが存在価値を考えよう～」です。アイデンティティは、“あるものがそれとして存在すること”をさし、人が時や場面を越えて一個の人格として存在し、自己を自己として確信する自我の統一を持っていることなどと説明され「本質的自己規定」を意味するようです。
臨床工学技士が世に誕生して25年以上が経過、医療の中で医療機器を扱う専門職種との認識が深まり、それとともに臨床工学技士への期待も大きくなっています。また同時に、私たちが臨床工学技士として、如何に責任を果たすかが問われています。臨床工学技士としてのアイデンティティとは何かを自問した時、明確にそれを回答できる人は少ないかもしれません。しかし、わが職業として自己を規定するものが何かを考えてみると、自ずと答えが出てくるのではないでしょうか。それぞれの立場や環境で果たすべき責任と存在価値があります。臨床工学技士の将来像を明確にしていくためにも、自身の“CE identity”とは何か、わが存在価値をいま一度考えてみることは意義深いはずです。
第5回中四国臨床工学会がその好機となるよう開催に向けて力を尽くし、広島県臨床工学技士会が団結して成功させたいと考えております。中四国臨床工学技士会連絡協議会の皆様をはじめ各県臨床工学技士会会員の皆様におかれましても多大なるご支援ご協力をお願いする次第です。
